あっという間に、12月…。薬膳の勉強はちょっとスローダウンしつつも
なんとか通信講座の課題を続けています。
最近の私は、養生の本がお気に入り。
「ほうほう」「なるほど」「これは今すぐやろう」などブツブツ言いながら読んでいます。
「冬太り」。女性だけでなく男性にとっても気になるワードです。
コンテンツ
冬はゆっくり眠るのが基本
中医学では、冬は「閉蔵」の季節です。寒さを乗り切るため、体はエネルギーを欲します。あまり激しい活動をしない方がよいとされるのは、余分なエネルギーを使って消耗しないため。
食べ物をたっぷり食べてから冬眠する動物もいるように、春に備えて動物も植物もエネルギーをセーブします。人間の体も冬には必要なものを集めて蓄えるようになっています。
人間は冬眠こそしませんが、おすすめなのは早寝・遅起きの長時間睡眠。冬は何かと忙しい時期ですが、22時には眠り、朝は7時に起きるのがベストだそうですよ。
長く眠るだけで痩せる理由は?
冬は寒さから身を守ろうと、体の体温を維持するために、基礎代謝が上がります。基礎代謝を上げると、寝ていても多くのエネルギーを使います。それに、寝ていれば余計な飲食をしなくてすみます。
体のエネルギーはどんどん消費されるから、痩せられるというわけです。
冬太りを防ぐために必要なのは、「睡眠をしっかり取ること」。
現代人にはなかなか難しいですが、いつもより早く寝られるよう心がけたいですね。
冬太りの落とし穴① 食べすぎ
…と、こんなことを書いている私ですが、しっかり冬太りしてしまいました。
夏よりプラス1、2キロ…。ん?冬は痩せるはずなのに、おかしいじゃないか…と思うのですが、ここでひとつ冬ダイエットのポイントが。
それは飲食の量を他の季節と同じようにすること。
クリスマスに忘年会、お正月…冬はごちそうをたっぷり食べる機会も多いです。
痩せる季節だからと油断して食べすぎると、やっぱり太ってしまいます。
結局、食べ過ぎはダメということですね。
「食べる量はいつもと同じ」と心がければ、無理しなくても痩せやすくなります。
そもそも、養生ではふだんから腹八分目でよく噛んで食べるのがマルです。
また、激しい運動はおすすめできませんが、ストレッチや階段の上り下りなどで軽く体を動かしましょう。痩せやすい時期だからと無理なダイエットをすると、春の体調に影響するので気をつけたいですね。
冬太りの落とし穴② 冷えすぎ
薄着をする方が、基礎代謝が上がって痩せるのでは?と思いがちですが、 養生的にはNG。冬の養生の基本は「体を温める」です。 寒い時期に薄着だと、体が冷えて代謝が落ちるので、痩せにくい体につながります。また冷えからくる不調の原因にもなってしまいます。
気候の変化に合わせて、立冬(11月ごろ)までは保温しながらも気持ち薄着で過ごし、冬本番は下着の重ね着、薄手のダウンをフル活用するなどして、保温を心がけましょう。
家の中はあたたかくとも、靴下はマスト。足先が冷えると全身の冷えにつながるので、冷え性の人は靴下の重ねばき、スリッパなど工夫を。
まとめ:養生的!冬に痩せるために大切な3ポイント
冬ダイエットの成功の秘訣は
・ 食べすぎ注意!腹八分目〜他の季節と同じくらい
・ 体を温めて冷やさない
養生的な痩せるコツと体を守る工夫で、すっきり元気な春を迎えたいですね!