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おすすめ漢方薬膳マンガはこれ!
薬膳や中医学を勉強しようと思って、参考書を開いてみたら…
漢字が多すぎて意味わからないー!
薬膳の本って難しすぎるーーっ!!
速攻本を閉じた人、
いるのではないでしょうか。
そうですよね。薬膳や中医学の本って、内容が難しい本がとっても多いんです。
…そんな人におすすめなのが「マンガ」。マンガなら読み進めるのも苦になりにくい!
というわけで、今回はマンガで読める漢方薬膳の本をご紹介しようと思います♪
漢方嫁日記 ふかやかよこ
まずは、表紙の帯に櫻井大典先生の推薦がついている「漢方嫁日記」。本屋さんでもよく見かけるので、ご存知の方も多いと思います。
著者の「嫁ちゃん=ふかやさん」は、漢方とは縁のなかったふつうの女の子。オタクの趣味がきっかけで知り合った彼氏が、実は漢方薬局の4代目。結婚して漢方薬局のお嫁さんになるところから話はスタートします。
「薬なんてパッと飲んでガツンと効く方がいい」
「漢方相談って胡散臭すぎる!」
「中医学用語がファンタジーにしか聞こえない」
などなど、ごくふつうの人が中医学に持つ疑問やイメージに対して、漢方薬剤師のダンナさんが分かりやすくていねいに答えていきます。
ポイントは、著者の「嫁ちゃん」がまったくの漢方初心者というところ。知識ゼロの読者と同じ目線で語られているのがナイス。いろんな素朴な疑問について知ることができます。
中医学や漢方薬のことを知りたい人はもちろん、舞台が漢方薬局なので、漢方薬に興味のある人、いずれは漢方薬局で働いてみたい人、漢方薬局の人と付き合いたい人(!?)にもぴったりなのではないでしょうか!
漢方嫁日記は続編も出ています。
わたしは漢方美人 遠野かず実
次にご紹介するのは、遠野かず実さんの「わたしは漢方美人」です。
こちらは、「漢方嫁日記」と同じく漢方初心者と漢方薬剤師のやりとりが楽しいマンガ。病気のデパートと自称するほど病気がちな著者・遠野さんが、漢方に興味を持ったけれど「分かりやすい本がない!漢方の入門マンガとかあったらいいのに」と描いた本です。
遠野さんがとにかくいろいろ不調持ちなのですが、それに対して教えてくれる漢方薬剤師の先生(インテリイケオジ風?)とのやりとりが面白くて、思わずクスッとしてしまうところもたくさん。
絵がキレイで読みやすいし「素人の、素人による、素人目線の漢方マンガ」とうたっているだけあって、難しい中医学の理論などもわかりやすく、しかも詳しく解説してあります。初心者が読んでもわかりやすいと思うのですが、ひと通り勉強した人が読んでも「なるほど」となる情報量。いろいろな人が楽しめると思います。
友達は汗をダラダラかくタイプなのに、自分は汗が出にくい…そんな体質の違いや、シミ、ダイエット、お通じのことなどなど、女性の悩みについての解説も豊富。体質を知るチェック表もついていて、自分の体質に照らし合わせて読めるのがうれしいポイントです。
ちょっとびっくりした箇所は、1週間の甘いものの適量が「小さいまんじゅう一個」と書かれていた部分…反省です。笑
こちらも続編が出ています。
ゆる薬膳 池田陽子
こちらは薬膳アテンダントであり、全日本さば連合会広報サバジェンヌとしても活躍されている池田陽子さんの本。薬膳や中医学の本といえば「難しい、マジメ」というイメージのものが多いですが、薬膳書籍界で「いい意味でマジメの対局」にあるのがこの本だと個人的には思っています。笑
「酔っ払ってフィリピンパブでおねえちゃんとマラカスを振って熱唱していた」「知り合いの男の子の実家でお母さんの布団にもぐりこんで爆睡した」
などなど、池田さんの実体験?に基づく笑いにあふれた文章と、アラフォー女性のリアルを描いた面白いマンガのミックスで、肩ひじ張らずにスイスイ読むことができます。
もちろん、薬膳の知識の部分もたっぷり(というかそっちがメインです)。薬膳理論の部分は残しつつも、「こういう時には○○を食べたらいいよ」という点が分かりやすく書かれています。カンタンなレシピも載っているので、実践のしやすさも◎。
アラフォー女子が「ゆるく楽しく薬膳を実践する」というテーマ通り、さらっとゆるく薬膳を実践したい、という人におすすめの一冊です。
池田さんの最近の著書はこちら。
マンガでわかる はじめての和食薬膳 武鈴子
最後のおすすめは、「東京薬膳研究所」代表で、たくさんの著書がある武鈴子先生の本。タイトルに「マンガでわかる」とついていますが、どちらかというとメインは文章で、イラストやマンガが豊富で見やすい本という印象です。
この本の特徴は、季節の養生などがしっかり分かりやすく解説してあるので、とても勉強になる点。そしてまとめの4コマで笑える…という構成にあります。
もう一つ特徴として、「はじめての和食薬膳」というタイトルの通り、考え方は中医学をベースに、日本の薬膳食材について解説しているところ。
本格的な薬膳の本だと、漢方薬的な食材が出てきたり、スーパーで手に入りにく食材が出てきて「これはちょっと…」というものもありますよね。でもこの本に出てくるのはふだんおなじみの食材ばかり。レシピの紹介もあるのですが、割と簡単で作りやすいものがほとんどなので、毎日の食生活にすぐに役立てることができます。
本の後半は、「シミそばかすくすみ」「肥満」「むくみ」「白髪・抜け毛」など気になる症状の対処法について書かれています。こちらもスーパーで見かける食材と簡単レシピが紹介されているので、思い立ったらすぐに実践可能。
薬膳を身近に取り入れたい!という人におすすめの一冊です。
武先生の本はほかにもいろいろ出ています。
番外編
初心者さんにも読みやすいおすすめマンガ4冊をご紹介したのですが、番外編として2冊ご紹介したいと思います。
まんが黄帝内経 中国古代の養生奇書 医道の日本社
中医学の3大古典のひとつ、黄帝内経(こうていだいけい)。中医学を勉強する人なら必ず一度は耳にする本ですが、これをマンガにしたのが「まんが黄帝内経」です。
この本はマンガという形式は取っていますが、黄帝内経の理論に絵を当てはめた?という感じで、少し難しい部分もあります。全くの中医学初心者よりは、少し理論を学んだ人に向いていそう…という意味で、番外編にさせていただきました。
絵のテイストが新聞の4コママンガ風?で味があって、私は割と好きです。笑
漢方のひみつ 学研まんがでよくわかるシリーズ
図書館で小学生向けのこんなん発見。わかりやすい。
漢方薬の工場のページ。漢方薬を煮出した液を、巨大なスプレードライヤーの中に入れて高速回転させ、遠心効果で液体からエキス粉末にするって…そうだったのか! pic.twitter.com/lqszf2L94Y— キョウ 黒川京子 薬膳ライター (@natugoyomi) January 25, 2020
図書館で借りた、子ども向けの漢方の本。小学生向けの全編マンガシリーズなので、とても分かりやすいのが◎。
主人公の小学生が、夏休みの自由研究で商店街の漢方薬局のお兄さんにいろいろと教えてもらう…というストーリーで、漢方薬の製造工場なんかにも行きます。小学生向けなので「○○の症状の改善」などの実用的なものというよりは、漢方って何、漢方薬ってどうやって作られるの…のような、漢方の全体像を知ることができます。
ただこの本、アマゾンなどで探してみたのですが、見つかりませんでした…。興味のある方は、お近くの図書館の子ども向けコーナーで探してみてください!
追記
なんとこちらの本、学研さんのHPで無料公開されているとの情報をいただきました!
本が無料で読めちゃいます♪ぜひ読んでみてくださいー!
↓学研のサイト
読みやすいマンガを薬膳ライフに役立てて
知っている本はあったでしょうか?
「全くの初心者で、中医学や薬膳のことが全然わからない!」「教科書が難しすぎて、あきらめ気味だけどなんとかしたい」「分かりやすい本を読んで実践したい」「勉強の前のベースにしたい」などなど、薬膳のマンガの使い道はいろいろ。ぜひ読んで、漢方薬膳ライフに役立ててくださいね!
漢方や薬膳の本があれば
ぜひ教えてくださいね~!
コメント
はじめましてこんにちは!
学研まんがでよくわかるシリーズは、学研のキッズネットサイト内の学研まんがでよくわかるシリーズ→まんがひみつ文庫に無料公開されていますよ!
もちろん、漢方のひみつもあり、早速読みました。
他のシリーズもたくさんあるので、大人でも楽しめそうです。
本草薬膳学院を調べているときに、こちらのナチュごよみさんを知りました。
わかりやすくて楽しい記事がたくさんあって、よく読ませて頂いています!
今回は、たまたま学研のシリーズをキッズネットサイトで見ていたところだったので、思わずコメントしてしまいました^ ^
初めまして!わあ〜!貴重な情報、ありがとうございます!
まさか無料公開されているなんて、思いもしませんでした〜!これはすごいですね♪
しかも、他にも気になるものがいっぱい…!
さっそく、追記させていただきます!
ありがとうございました〜!
ブログをいつも読んでくださっているとのこと、
とてもうれしいです????
またお気軽にコメントしてくださいませ〜♪