2020年、みなさんどんな一年だったでしょうか。
私はといえば色々と行動が制限されましたが、何より家族が元気で過ごせたことに感謝。そしてこのコロナ禍で家にいる時間が増え、「資格&スキルアップの一年」になりました!
今年どんな薬膳活動をしてきたのか、ブログ記事とともに振り返ってみました。これから薬膳を勉強する方、今まさに勉強している方の参考になれば…と思います。
コンテンツ
薬膳の学びを続けた2020年のまとめ
●2020年 年明け
本草薬膳学院の通信コース「卒業課題」に取り組む
2018年夏にスタートした薬膳の通信教育。約1年半後の2020年、卒業課題をクリアすることができました。
感想
卒業課題は、意外と難関。特にレシピ制作課題が大変なんです。だいたいみなさん、2回くらい提出して合格する人が多いそうですが、なんと私は5回めでやっと合格…。(出来の悪さを実感…泣)
ちなみに、重視されるのはレシピがおいしそうかどうかではなく、薬膳の理論とレシピが合っているかという点です。
https://www.natugoyomi.com/post-2728/
卒業課題直前までの私は、薬膳を頭では理解しているつもりだったのですが、今にして思えばまだまだ理解できていませんでした。卒業課題に取り組むことで、ひとつの壁を乗り越えられた気がします。
●春
京都府の薬膳インストラクター講座が1年間休講に
2018年からスタートし、3年間単位で受ける予定だった講座。新型コロナの影響で1年間の休講が決定しました。
感想
仕方がないのですが、学びの場がひとつ減ってしまい、とても残念でした。来年は復活してほしいと願っています。
●同じく春
「国際薬膳師」試験が延期発表
毎年4月に開催される国際薬膳師の試験。今年は新型コロナの影響で2、3回と延期になりました。
感想
日程が変わるたび「今年は開催されるんだろうか…」と心配になりながらも、ひたすら勉強する毎日が続きました。例年なら4月なので、年明けぐらいからしっかり勉強しておく必要があるかと思います。
●夏
国際薬膳師試験が8月に開催決定
数回の延期を経て、国際薬膳師の試験が8月に決定。試験前1ヶ月は断酒して猛勉強の末、無事に合格することができました。
感想
国際薬膳師の試験勉強はかなり過酷でしたが、この試験勉強を通して、薬膳の知識をしっかり身につけられたことは何よりの収穫でした。これから受験するみなさんも大変だとは思いますが、きっと自分の財産になりますので、頑張ってください!
https://www.natugoyomi.com/post-3458/
https://www.natugoyomi.com/post-3851/
●夏後半
本草薬膳学院の研究科コースに進学
国際薬膳師を取得した後、さらに勉強するため中医学研究科コースに進学しました。
感想
今までと違うのは、通信学習から通学コースに切り替えたこと。やはり先生に教えていただく授業はとてもわかりやすい!
そう感じると同時に「通信コースでしっかり学んだからこそ、授業の内容が入ってくるんだな…」と感じました。通信コースと通学、両方の良さを実感しています。
https://www.natugoyomi.com/post-3508/
ちなみに、先日の授業でクラスの方に「ブログを書いている方ですか」と声をかけていただきました。お友達がこのブログを発見してくださったそうな。世界って狭いですね!
●秋
ツイッターのフォロワーが1000人を超える
まともに中医学のことをツイートし始めて約1年。フォロワーさんが1000人を突破!
国際薬膳師の証書が届きましたー!
中国の香り…はしないけど????
ちゃんと中国薬膳研究会と
中国国際薬膳師培訓考評委員会が
認めましたっていう証書…✨そして8教科の各点数も分かり
なんと中薬学で100点!
全体でも1000点満点中900点台で
勉強した甲斐があったなあ????✨ pic.twitter.com/KeBGFN8VkM— キョウ 黒川京子 薬膳ライター (@natugoyomi) October 11, 2020
感想
1日1〜3ツイートぐらいしかしていないにも関わらず、多くの方にフォローしていただいて本当にありがたいです。ツイッターは、毎日の学びのイン&アウトプットの場、発信の訓練として活用しています。私の場合、ライターという職業柄、書く練習にもなっています。
●秋
薬機法コピーライティング講座スタート
中医学の勉強とは別に、信頼できる先生のもと「薬機法」の勉強を始めました。前から勉強したいと思っていた「薬機法」は、健康食品などにまつわる法律です。
感想
薬膳のためというよりライターの勉強のため…と思って始めた薬機法講座ですが、思いっきり薬膳にも関係がありました。薬膳教室を主催する方にも大いに関係しますので、あらためて記事をまとめようと思っています。
●冬
インタビュー記事が掲載される
某サイト様からお声がけいただき、薬膳ライターとしてインタビューしていただくことになりました。
https://www.natugoyomi.com/post-3945/
感想
コロナ禍ということもあり、質問に自分で書き込むという手法でお答えしました。ちなみに、写真もすべて自前です。昔からの友達には「いつものあんたと違うな」と思いっきり突っ込まれたことをご報告しておきます 笑
●冬
ZOOMを活用して中医学の勉強
このコロナ禍で、ZOOMでのオンラインセミナーがぐっと増えましたよね。漢方の先生が主催する中医学ZOOMセミナーに時々参加しています。
感想
セミナーは「冷え性」「子どもの不調」など、わかりやすいテーマで開催されているものもたくさん。時間のあるときに参加して勉強しています。無料で受けられ、無理やり漢方薬を買わされることもなく、とても楽しいお話が聞けます。
ツイッターで有名な先生をフォローしておくと中医学セミナーの情報が流れてくるので、まだアカウントがない方は登録してみてはいかがでしょうか。
ZOOMは全国どこにいても授業が受けられるのがメリット。遠方の講座もこれからどんどんZOOMで受けられるようになるのではと感じています。
●冬
薬科大学の授業(期間限定)を受ける。
じつは今、薬科大学の「社会人向け漢方講座」をZOOMで受講しています。大学の先生の講義が聞けて、しかもとてもお安いのです。
感想
こういう公共のセミナーや学校が主催する講座などの「学びの場」って、実は探せばけっこうあるんですよね。皆さんも、市民新聞やネットなどで検索してみてはいかがでしょうか。意外と近くで開催されているかもしれませんよ。
「初心者卒業」を感じる時とは
薬膳を通してさまざまな変化があった、この1年。いちばん感じることは「薬膳の初心者を卒業できたかな」ということです。
漢字が読めず、単語の意味もまったくわからなかった薬膳を始めたばかりの頃。それから比べても、1年ほどでずいぶん中医学用語になじみました。さらに卒業課題でひとつの壁、そして国際薬膳師の試験で大きな壁を乗り越えた気がしています。
そしてもうひとつ、少し自分の成長を感じるのがこのブログを書くときです。実はこのブログは、ブログという気軽な媒体なのに、記事を書くのにすごーく時間がかかっています。
というのも、記事を書くたび(特に中医学がテーマのとき)に文献を調べる→書く→また調べるという作業を行なっているので、どうしても時間がかかってしまうのです。
それが資格を取ってからは「ベースとなる知識」ができたため、少しですが執筆の時間が短縮されたなあと感じています。
また、友達の体質が大体わかるようになり、食生活のアドバイスや養生のアドバイスができるようになりました。
それから、資格を取ることを通して「自分の知識を整理・定着」できたこと。これは、とても大きかったなあと思っています。
それでもまだ序の口。卒業課題を終えたとき、学院の先生には「中医学はこれからですよ」という言葉をいただきました。本当にその通りで、中医学は奥が深い学問です。覚えた知識も、使わなければすぐに忘れてしまいます。
ただ勉強するだけではく、これからは身につけた知識をいかに自分のものにして、人に提案したり健康づくりのお手伝いができるのか。そういったことを大切にしていきたいなと思っています。
本年もたくさんの方に読んでいただきました!本当にありがとうございます。
来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。
来年も引き続きお付き合いくださいませ〜!
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