7月末、弾丸で行ってきた韓国旅!
前回に引き続いての韓国レポです。今回は食べたものを中心にご紹介します。
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Contents
カフェ&ベーカリー
着いた日は0時をすぎていたので、次の日から本格始動です。
せっかく韓国旅行に行くんだから韓国料理を食べまくりたい!
…と考えていたのですが、朝、歩いているとすぐにおいしそうなカフェが…!ついふらっと誘惑されて入ってしまいました笑
ガイドブックにカフェの特集が載っていたので知ってはいたのですが、最近の韓国ってカフェやベーカリーがとても人気なんだそうな。
お店の印象はほぼ、日本のおしゃれなベーカリーカフェと一緒です。
サンドイッチ、パイっぽいのやら、おいしそうなパンがいっぱい!
そして、割といいお値段!20年前の韓国は、飲食の値段が日本のほぼ半額ぐらいというイメージがあったのですが、今回思ったのは「全然安くない!」。というか、日本の成長が止まっている!?(急に経済話←経済学部出身)
朝からおいしいサンドイッチと甘いパンで心も満たされたところで出発!
漢方サムゲタン
今回の旅で、絶対に食べたい!と思っていたサムゲタン。
というのも、渡韓したのがちょうど夏の真っ盛り、三伏の時期。三伏は一年で最も暑い時期で、韓国ではサムゲタンを食べて夏バテ予防するのが定番なんです。
三伏についてはこちらも↓
https://www.natugoyomi.com/post-8149/
三伏の中でも、最終の時期のことを末伏といいますが、お店の巨大タペストリーにもどどーんと「末伏」の文字!
こちら、三成駅COEXモール地下1階にある「高峰参鶏湯ゴボンサムゲタン」というお店です。
後から知ったのですが、割と有名なお店だそうな。
お店に入ると、メニューが机に置いてありました。日本語でも書いてあるのでめちゃくちゃ助かる!しかも食べ方まで解説付き。ありがたや〜。
そういえば今回の旅、日本語メニューはあったけど、日本語が通じるところは以前よりも少なかったような。私も韓国語が話せないので、ほとんど英語で通しました(英語はみなさん話してくださる)。韓国語が話せたら楽に旅できるだろうなー。三日坊主で終わっている韓国語を頑張らないと…。
さて、メニューはサムゲタンが2種類。桑黄サムゲタンと、漢方サムゲタンです。
娘ちゃんは「普通のサムゲタンがいい」と桑黄サムゲタンを選んだのですが、これもふつうのサムゲタンではなく、漢方的なサムゲタンだった!
桑黄は桑の木に寄生するきのこの総称で、古くから過労や月経不順などの煎じ薬に用いられてきたとか。最近では抽出した成分を美白化粧品などにも使うようです。
注文すると、人参酒とキムチがパパッと出てきます。キムチがセットで勝手についてくるのは韓国ならでは。
朝鮮人参のお酒をちびちび飲みながらキムチをつついていると、まだグツグツしているサムゲタンが来ました!鶏が1匹丸ごとドーンと入っています。
本場のサムゲタンを食べに来ました!(韓国旅行)
漢方サムゲタン、漢方臭いのかな?と思ったら全然。塩は自分でつけるスタイルなので淡い味わいです。
若い人から3世代家族連れまでみんなでサムゲタン???? pic.twitter.com/NHokDU7mtl— キョウ 国際薬膳師ライター (@natugoyomi) July 30, 2023
まずはスープから…とろ〜り濃厚!だけど、とても淡くてお上品な味。
ほろほろっとやわらかい鶏をほぐし、お好みで塩をつけて食べるので、ほとんど素材の味だけが伝わってきます。そしてほのかに漢方の香り。でもほとんど漢方くささはないので、とても食べやすい!
意外にも、お米がぎっしり入っていました。
自分でサムゲタンを作る時は、鶏が主役なのでお米の量はそこまで入れていなかったのですが、こちらのサムゲタンにはかなりお米がぎっしり!
その中からなつめや朝鮮人参が出てきました。薬膳好きとしてはもちろんどちらも食べます。
漢方サムゲタンといっても、とても食べやすいので、店内は小さな子供から若いカップルまで、あらゆる世代のお客さんでいっぱい。3世代で食べにきて、おじいちゃんが孫に食べさせている姿もありました。暑い盛りに家族でサムゲタン養生、羨ましい!
平壌冷麺
灼熱の日本より、韓国の方が少しは涼しいかな?と期待して行った韓国でしたが、やっぱり真夏、すごく暑い!でもせっかく来たからには観光したい!ということで炎天下の中歩き回ったら、めちゃくちゃ暑くて汗ダラダラ。
こんなに暑いなら冷麺が食べたい!
と思い立ち、しばらく歩き回ってたどり着いたのが「平壌冷麺」のお店。
平壌冷麺はそば粉と緑豆粉を使った黒っぽい麺が特徴です。
具は大根、きゅうり、ゆで卵。そこに酸味のあるさっぱりスープが入っています。
薬膳的に見ると、「熱を冷ます・余分な湿を出す・潤す・酸味で引き締める」完全に夏の食べ物といった感じですね。
びっくりしたのは、スープがキンキンに冷えてること!
ほぼ、みぞれなんですよ。ひえー。ところどころ、あられのような氷まで浮いています。
冷たすぎて、氷の塊を取り除く私たち母娘。笑
炎天下で歩いたので、冷たい平壌冷麺も美味しく食べられましたが、涼しい時期なら凍え死にするところだった!笑 でもすっごくおいしかったです。こちら、写真を撮るのを忘れたせいで、店名不明。
サムゲタンのように、暑い夏に熱いものを食べる習慣があるのに、キンキンに冷たい平壌冷麺のような料理も大人気なのが、なかなか面白いですね。
伝統喫茶
サムゲタンとともに、今回絶対に行きたい!と思っていた場所が「伝統喫茶」。
韓国の伝統的な家屋の店舗で、ゆず茶など昔ながらのお茶が飲めるのが伝統茶院です。
初めて韓国に行った際(びっくりですが30年近く前)に伝統茶院を訪れて、すっかりハマってしまったのです。
そのきっかけとなった仁寺洞(インサドン)の伝統茶院を再び訪れました。
耕仁美術館 伝統茶院はお庭があってとてもキレイ。美術館に併設されている喫茶店なんですよ。
店内はほぼ変わっていませんでしたが、支払いが先払いになっていました。
メニューも昔はもっとあったような気がしたのですが、今回は少なめでした。季節ごとに変わるのかも?
私は五味子茶、娘ちゃんはゆず茶をセレクト。
汗ダラダラだったので、五味子の酸っぱい味がいい!と思いオーダー。
薬膳で五味子は収れん作用があり、汗を止めて潤いを生み出す作用があります。
これが大正解。一口飲むと甘酸っぱい味わいが広がって、すっきり爽やか、体に染み渡る!
冷麺と同じく、またしてもみぞれのような状態でやってきましたが(笑)、暑かったので問題なし。冷たいものを飲みすぎるとすぐに調子が悪くなる私ですが、この時ばかりはごくごく飲み干し、すこぶる快調でした。
五味子って、韓国ではこうやって果実感覚で楽しめますが、日本では医薬品扱いで一般的には出回らないのが本当に謎ですね。何か理由があるのかもしれませんが、日本でも楽しめるようになったらいいなと思います。
韓国居酒屋
今回の旅の目的のひとつが、Kpopグループのコンサート。そのコンサートが終わるとだいぶ遅い時間になってしまい、どこでごはんを食べようかと探しているうちに、ますます遅い時間に…。
ほぼ諦めかけたところで、宿泊している駅前に居酒屋を発見!
「韓国のサラリーマンが好きな居酒屋」と日本語で書いてあったので入ってみました。
店内は、日本の居酒屋とあまり変わらない印象。
お店のお姉さんがとても優しくて、英語でいろいろ対応してくれました。
とりあえずチヂミ(コリアンピザと説明された)とトッポッキ(韓国餅+甘辛みそ)をオーダー。
チヂミはお好み焼きに似ていますが、チヂミ粉を使って揚げ焼きのようにするので、外はカリッサクッ、中はもっちりとした食感。
トッポッキはかための餅に甘辛いコチュジャンソースがからまっています。どちらも味はとてもおいしいのですが、とにかくサイズが大きくてびっくり!日本で頼むものの3倍ぐらいあるのです。お値段も一品20,000w(2,000円ちょっと)。娘ちゃんと頑張ったのですが、食べきれませんでした。
https://www.natugoyomi.com/post-5601/
それにしても韓国の人、とてもよく食べる印象。体格もすごく大きい人が多いです。男性は兵役があり、鍛えているということもあるのですが、みなさん縦も横も日本人よりだいぶ大きいような。お隣の国とはいえ、民族の違いを感じたのでした。
プデチゲ
韓国の人、よく食べる!と思ったのが「プデチゲ」を食べに行った時のこと。
プデチゲ(部隊チゲ)は、若者に人気の鍋のひとつ。ウインナーやランチョンミートなどの肉加工品とインスタントラーメンを入れるのが特徴です。
大きい具材は店員さんがハサミで切ってくれます。
暑い時も鍋!
明洞のプデチゲのお店、大人気でした???? pic.twitter.com/bzLCByd8Ju— キョウ 国際薬膳師ライター (@natugoyomi) August 13, 2023
辛そうに見えますがさほど辛くはなく、肉のだしやチーズのまろやかさが混ざり合ってマイルドな味わいです。
2人前からオーダーできるのですが、これも量が多い!
鍋からすくってご飯にかけ、汁を吸わせて食べるのですが、食べても食べても減らない〜。
まわりの地元の人を見ると、ご飯の他に、追加で入れた麺まで完食している!またまたびっくり&羨ましくなりました。日本人は脾が弱いといいますが、韓国の方は日本に比べて脾が強いのかも!?いや日本人というより、私と娘ちゃんが食べられないだけなのか…?脾を強くしないとと反省。
憧れの聖地でご飯を食べたい
今回の旅でコンサートを見に行ったグループENHYPENエンハイプンは、HYBE所属のアーティストです。HYBEといえばあのBTSが所属する会社。HYBEの社屋を見に行くのが、ファンにとっての聖地巡礼!笑
もちろん、私たちも見に行きました!とっても大きいビル。
ここから世界を席巻する音楽が生まれてるんですね。実はこちらの会社、社員食堂が充実していると噂なんです。
[#TXTMESSAGE] かいしゃのごはん ほんとうに だいすき ふあㅜㅜ#YEONJUN pic.twitter.com/1Py6z6mlGP
— TXT JAPAN OFFICIAL (@TXT_bighit_jp) April 22, 2022
とあるHYBEのアーティストがアップしたこちらの写真も、HYBEの社食メニューです。
野菜もたっぷりですごくヘルシーでおいしそう!
こちらの社食、知り合いがいれば社食に入ることができるそうで、いつか行きたいなー!と憧れの場所になりました。HYBEの社員さん、誰か知り合いになって!!
養生薬膳的なメニューから、若者に人気のジャンク飯まで体感した韓国旅行。まだまだいろんな料理が食べてみたかったのですが、短い日数では難しいですね…また行きたいなと心に誓った私です。
あと少しだけお付き合いください。