一気に寒くなってきた今日この頃、今回はおうちで手軽に作れて体があたたまる薬膳茶をご紹介します。
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冬の温活&美活に薬膳茶
薬膳茶はちょっとした不調の改善にぴったり。身近な食材でも作れます。今回ご紹介するのは「しょうが・なつめ」をメインに活用した養生茶です。風邪のひきはじめ、冷えや生理痛対策などにいいんです!
今回の材料はこちら!
- しょうが
外からの冷えによる悪寒や頭痛、体の痛み、胃腸の冷え、嘔吐などに - なつめ
気血を補う。疲れや冷え、不眠やいらだちなどの悩みに - 黒砂糖
冷えや下痢、痛み、冷えによる生理不順、生理痛の緩和に - シナモン
体を温める力を助け、冷え、むくみ、生理不順、生理痛に
しょうが、黒砂糖はスーパーで、なつめはネットや専門店でどうぞ。シナモンは粉タイプのものでも大丈夫です。スーパーのスパイスコーナーでどうぞ。
しょうが✖️黒糖で「姜糖茶」
しょうが✖️黒砂糖を使って。かぜの初期症状、生理痛に!
あれ?喉がむずがゆい、ゾクっと寒気、寒さで体がこわばる…そんな風邪の初期症状にオススメ!しょうが黒糖茶(姜糖茶)です。
しょうがの発散作用と、黒糖の温める作用の相乗効果で、体を温めてゾクゾク風邪を追い払います。お腹を温めるので、冷えからくる生理痛にもいいんです。
しょうが黒糖茶
- 材料
- しょうが10g
- 黒砂糖20g
- 水150〜200ml
- 作り方
- ①しょうがは千切りにする。
- ②鍋(あれば小さめの土鍋)に水を入れ、しょうがを加え5〜10分ほど煮る。
- ③出来上がる直前に黒砂糖を加えて混ぜて溶かし完成。
- ✔︎10分ほど煮ることで効果が出やすくなります。
- ✔︎しょうがは千切りでもすりおろしても効果は変わりませんが、辛みに差が出ます。
- ✔︎辛い方が好きならすりおろし、あまり辛くしたくない場合は薄切りのままで。
- ✔︎体のこわばりが気になる場合は、くず粉を入れてとろみをつけると◎
ピリッと辛いしょうがと黒糖のコクのある甘みがおいしい♪かぜを引いた時は、あったかいうちにこれを飲んですぐに寝るといいですね。
なつめ✖️しょうがで「なつめしょうが茶」
なつめ✖️しょうがを使って。毎日の温活に!美容に!
薬膳の元祖といわれる「桂枝湯ケイシトウ」。この桂枝湯をはじめ、いろいろな漢方薬に入っているのが「なつめとしょうが」です。この二つを使ったお茶は「桂枝湯のお手軽バージョンです」と中医師の先生から教わりました。
胃腸は気血を生み出す大事な臓器。なつめしょうが茶は、胃腸の調和に働いて陽気をバックアップするので、風邪をひきやすい人、体力がない人、美容にもいいんですよ。
なつめしょうが茶
- 材料
- なつめ5~6個
- しょうが3切
- 黒砂糖お好みの量
- 水500ml
- 作り方
- ①なつめはよく洗い、できればしばらく水に浸ける。
- ②しょうがとなつめを鍋に入れて弱火で30分ほど煮る。
- ③水が少なくなれば少し足して煮る。
- ④お好みで黒砂糖で甘みをつける。
- ✔︎なつめは半分に切ってから煮ると成分が出やすくなります。
- ✔︎煮出した後のなつめは食べられます。
- ✔︎のぼせほてりが強い人、糖尿病の方は控えてください。
しょうがをすりおろした場合、こしてからカップに注ぐと飲みやすいですよ。特に朝に飲むと、体がポカポカあたたまっておすすめです。
材料4つで「なつめしょうがシナモンティー」
なつめ✖️しょうが✖️黒糖✖️シナモン!慢性の冷えに!生理痛に!
さあここでシナモンの登場。シナモンは中医学では「肉桂(桂皮)」です。体を内側から温める力があり、足腰の冷え、痛みのほか、生理痛、無月経など婦人科の悩みによく使われます。
シナモンとしょうがの温まり方は少し異なります。
- シナモン…主に全身やお腹まわりをじわじわ温め、持続性がある。
- しょうが…主に上半身をパッと温め、即効性がある。
シナモンとしょうがを組み合わせることで即効性と持続性が合わさります。さらに黒砂糖となつめを加えることで、ぽかぽか効果が高まり、味もおいしい薬膳茶になります。
しょうがなつめシナモンティー
- 材料
- なつめ5~6個
- しょうが3切
- シナモン1/2本
- 黒砂糖お好みの量
- 水500ml
- 作り方
- ①なつめはよく洗い、できればしばらく水に浸ける。
- ②しょうがとなつめ、シナモンを鍋に入れて弱火で30分ほど煮る。
- ③水が少なくなれば少し足しながら煮る。
- ④お好みで黒砂糖で甘みをつける。
- ✔︎粉タイプのシナモンでも◎
- ✔︎シナモンの1日の使用上限は0.5g〜1gにしてください。
- ✔︎のぼせやすい人、妊婦さんにはNGです。
いかがでしたでしょうか?薬膳茶3段活用。ぜひ気になる症状に合わせて作ってみてくださいね〜。