薬膳アンチエイジング食材「黒豆」を、ふだんのごはんで食べ尽くす!

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師走も後半!冬本番ですが、みなさんいかがおすごしでしょうか?今年は本当に大変な一年でしたね〜。(もう勝手にシメモードになってしまいました)

いちばん老ける季節はいつ!?

さて突然ですがクイズです!

四季の中で最も老けやすい季節はいつでしょうか?

答えは、。そう、今です。

中医学で、冬は生命エネルギーをためている」が活発になる季節。そして腎が弱りやすい時期でもあります。

腎は、冷えることが大嫌い。冷えて機能が落ちると、白髪、脱毛、生殖器の衰え、難聴、物忘れ、足腰の弱りなどにつながるのです。

うーん、恐ろしい。でも、ちゃんと薬膳で対策可能。それが補腎(ほじん)」のもの。腎を補う=腎に良いものを食べると、老化をゆるやかにすることができると考えます。

冬に食べたいものは!?

ではもう一つ、クイズです。

冬に食べるとよい食べ物の「色」は何でしょう?

はい、薬膳を学んでいるみなさん、お分かりですね〜。

答えは!黒いものは腎に働きやすく、冬の養生にぴったりなのです。黒いものの中でも、特におすすめなのが黒豆です。

薬膳での黒豆の効能
  • 腎にはたらきかけてホルモンバランスをととのえる
  • 毒素を排出してむくみを取る
  • 血をキレイにする
  • 潤いや血を補う

黒豆はアンチエイジングにぴったり。さらに「食べるクリーニング」とも言えるほど、体の中をキレイにしてくれる効果が期待できる食材です。栄養学的にいうと、皮の黒い色に抗酸化作用が多く含まれるので、血液をサラサラにし、アンチエイジング効果が期待できます。

でも、黒豆ってお正月以外、そんなに食べることもないですよね。しかも甘い豆のイメージしかないような…。そこで薬膳を始めてから、積極的に黒豆を食べるようになったわが家の取り入れ方をご紹介したいと思います!

いちばんお手軽「黒豆茶」

まずは、黒豆茶!何と言ってもお茶は、手軽に取り入れられるのがいいところ。調理の手間なく、ちょっとした時間に飲めます。

私のオススメは、以前もこのブログに書いた無印良品の黒豆茶。ティーバッグ入りでとってもお手軽なんです。

今日お店で見たところ、粉タイプのものもありました。お値段もリーズナブルなので、まとめ買いもおすすめです。

黒豆茶はむくみ対策にもよいので、冬だけでなく春〜梅雨の時期などにも役立つはず!

https://www.natugoyomi.com/post-3186/

もちろん、自分で炒った黒豆をお茶にしていただけば最高ですね。黒豆を炒ると、体を温め、血を養う働きが高まります。

美髪のために「黒豆きなこ」

お次にご紹介するのは黒豆のきなこです。ふつうのスーパーでも売っているんですよ。今の時期なら、お正月のおもちにも使えそう。

おすすめは、黒豆きなこと黒すりごまをミックスしていただく方法。薬膳で「黒豆」と「黒ごま」はどちらも血を補う作用があります。血を補って黒い髪を増やすとされ、美髪のために効果的な組み合わせなんです。 ふたつをミックスして、お好みで塩や砂糖を。ごはんにかけてもいいし、豆乳に入れてもおいしいですよ♪

以前もご紹介した黒豆きなこと黒すりごまのチャイはこちら↓

黒豆きなこチャイの作り方
耐熱カップに牛乳を入れて電子レンジで温める。
黒豆きなこ、黒すりごま、すりおろししょうが、はちみつ、お好みで黒こしょうなどのスパイスを加えて完成。

黒豆きなこと黒ごまが最初からミックスされている商品などもあるので、お気に入りを見つけてくださいね。

わが家のヘビロテ①「黒豆と豚バラの煮込み」

さて、ここからはお料理にいきます。ちょっと時間はかかるけど、おいしいのでみんな大好きなのが黒豆と豚バラの煮込み。豚バラはしっかりゆでこぼして一度お湯を替え、黒豆、しょうゆ、みりんと一緒にコトコト煮込みます。沖縄の友達には「なんか沖縄料理みたいだね」と言われました!笑

余分な水分を排出し、必要な潤いや血を補う黒豆と、潤いと気を補う豚肉。「滋陰補腎(じいんほじん)」といい、冬にぴったりのアンチエイジングメニューです。お友達に教えてあげたら、仕上げにネギをかけていました!さすが♪豚バラ肉がちょっと脂っこいので、骨つき豚肉に変えたりアレンジしてもおいしいです。

コトコト煮ると、骨までやわらかくなっておいしい!

味つけポイント

黒豆はむくみ対策にもよいのですが、砂糖は余分な水分(湿)をためこむ性質があります。むくみ対策の場合、甘くない味つけをする方がおすすめ。特に塩は腎に働くので、塩と黒豆の組み合わせがおすすめです。

わが家のヘビロテ②「黒豆ごはん」

黒豆の使い方でオススメなのが、ごはんに炊き込むこと。超シンプル、でも旨みがじんわり広がっておいしいのが黒豆と黒米のごはんです。彩りも鮮やかできれい!

  • 白米3合
  • 黒豆100g
  • 黒米大さじ2
  • 塩小さじ1/2

これを土鍋で炊くだけ!量も本当にお好みでOKです。

炊飯器でももちろんいいのですが、わが家は炊飯器がありません…。

黒豆は、炊く前に水につけておくとベターなのですが、時間がないときは乾燥した豆をお米にザーーッとそのまま入れて炊きます。(ズボラ…)。ちょっとかための食感が残って、逆においしかったりします。黒ごまをかけたり、ひじきを入れたりするとさらに補腎レシピになりますよ。

わが家のヘビロテ③「黒豆と魚缶の炊き込みごはん」

魚缶の炊き込みご飯は年中よく作るのですが、冬は黒豆で作るのがわが家の定番!

わが家の子どもたちは魚メニューをあまり喜ばないので、魚の缶詰をよく使っています。缶詰は骨までやわらかいので、子どももパクパク食べてくれるお役立ち食材。本来は薬膳では缶詰は使いませんが、そこはご勘弁を、ということで。

  • 白米…3合
  • 魚缶(サバ缶の味噌煮がおすすめ)…1or2缶
  • 黒豆…100g
  • 昆布…適量
  • 塩小さじ…1/2
  • しょうゆ…大1
  • みりん…大1

これを土鍋で炊くだけです。

土鍋で炊いて、よく混ぜてしばらく蒸らして完成♪

申し訳ないくらい、本当に簡単!このごはんにも、仕上げに刻みネギを混ぜるとおいしくいただけます。

魚缶の旨みと黒豆のむっちりした食感が組み合わさって、とってもおいしい!胃腸と腎を補って、むくみにもよい組み合わせです。

薬膳的においしくいただく黒豆ポイント

冬のアンチエンジングにぴったりの黒豆レシピをご紹介しました。最後に黒豆のまとめです。

  • ●黒豆は冬に活発になる「腎」によく、アンチエイジングにも◎。
  • ●黒豆は利尿作用があり、むくみに効果的。塩を使って調理するとより腎に働き、黒豆の働きを高めます。
  • ●黒豆は消化があまりよくないので、一度にたくさん食べると消化不良を起こします。食べ過ぎないようにしてください。
  • ●暑がりでいつもイライラしている人や、子どもは控えめにしてください。
キョウ
いかがでしたでしょうか。
まだまだ黒豆のレシピを研究中です!

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