薬膳女子がみんな食べている!?薬膳アンチエイジング食材

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こんにちは!キョウです。最近ではエイジング対策に、薬膳を取り入れる人が増えていますよね。そこで今日は「薬膳といえばのアンチエイジング食材」をピックアップしてみようと思います。

女性の老けは35歳から

女性なら誰もが気になる「老け」。中医学のバイブル「黄帝内経コウテイダイケイ」には「女性は7の倍数で体に変化が訪れる」と書かれています。

女性は7の倍数で変化
  • 月経が始まるのは14歳
  • 肉体のピークは28歳
  • 老けが始まるのは35歳
  • 閉経するのは49歳

この本が書かれたのは2000年以上前なのですが、現代医学が発達した現在と、体の変化については今とほぼ変わっていないんですねえ。衝撃。

中医学界隈(?)では、28歳から補腎(エイジング対策)をするのが理想だとされています。うーん、私なんて今でもちゃんとできてない…。でも思い立ったが補腎日和!今日が人生でいちばん若い日!老いを止めることはできなくても、老いのスピードをゆるめることはできる!ということで、薬膳食材を取り入れていきましょう。

東洋のスーパーフード!なつめ

薬膳のイメージを代表する「なつめ」「一日3個のなつめは医者いらず」(7個説もあり)といわれ、中国では女性に欠かせない食材。さまざまな漢方薬にも用いられます。名前が似ていますが「なつめやし(デーツ)」とは別種ですので、買う時にお間違えなく。

エイジングポイント
  • 女性は血をもって本となす」といわれるほど血が大切。
  • なつめは「気」「血」の両方を補う食材です。
  • 中国・韓国では妊娠のお祝いになつめを贈るのだとか!
選び方など
  • 特に中国山西省のなつめは良品とされています。
  • 国産なつめの生産量全国一位は福井県。室町時代からすでになつめが作られ、
    福井市棗区という地名にもなっています。国産がお好きな方はご参考に♪
食べ方
  • 市場に出回るなつめは、乾燥しているものがほとんどです。
  • そのまま食べるなら、なつめの間にくるみをはさんだ「なつめサンド」に。
    おいしくてエイジングケアもできてしまいます。
  • 他にも、お茶に入れて薬膳茶や、お酒に漬けて薬膳酒に。
  • 白いごはんに炊き込んだなつめごはんもおすすめ。
    鍋に入れても美味しいですよ。

なつめにくるみをサンド。甘くて濃厚!

セレブも愛するゴジベリー!クコの実

クコの実は滋養強壮によいことから、古くから重宝されてきた食材です。最近では欧米でも「ゴジベリー」として人気。アサイー、マキベリーなどと並ぶスーパーフードとして取り入れられているとか!ゴジベリーと言われたとたんにおしゃれに感じてしまうのが不思議です。笑

エイジングポイント
  • クコの実は、顔色やツヤ、シミ、シワなどに関係する肝・腎に作用する食材
  • またエイジングケアだけでなく、目の疲れ、白目をきれいにする、涙目、かすみ目などにも関係しているため、パソコンやスマホをよく見る人におすすめ。
  • 目の老化を防ぐ漢方薬「杞菊地黄丸」にも含まれています。
選び方など
  • 寧夏、内モンゴル、新疆、華北、青海、甘粛が6大産地。
  • 寧夏自治区のクコの実は特に良いとされています。
食べ方
  • クコの実は潤いを補う働きを持っているので、水けのものと相性抜群。
  • スープやお茶に入れるのがおすすめです。
  • 黒酢やバルサミコ酢に漬けておくとかなり日持ちするので、
  • 常備しておいて毎日少しずつ摂ると効果が実感できそうです。

黒酢に漬けたもの。私は梅ジュースに入れて飲んだりしています。スマホ、パソコンをよく使う人にオススメの「食べるアイケア」!

白と黒で効能が違う!きくらげ

薬膳を知らない人にとってきくらげといえば「中華料理にちょろっと入ってるやつ」でしょうか。黒きくらげと白きくらげがあり、効能が異なりますが、どちらも薬膳ではアンチエイジングに欠かせない食材です。

エイジングポイント
  • 黒きくらげは、血のめぐりをよくする働きを持ち、貧血に◎。
  • 肌荒れ、便秘、痔の出血もなどにも効果があります。
  • 白きくらげは肌に潤いを与えて「食べるヒアルロン酸」ともいわれます。
  • 実際に白きくらげには高い保湿力を持つ「白キクラゲ多糖体」が含まれ、
  • 保湿化粧品などにも使われているんだとか!
  • 楊貴妃や西太后も好んで食べていたそうです。
選び方など
  • 白きくらげは輸入物がほとんど。
    黒きくらげは国産のものも最近増えてきましたね。
  • 生のものは、ぷりぷりした食感が楽しめます。
  • 乾燥させたものは、骨や歯の形成に欠かせない
    ビタミンDが豊富に含まれています。
食べ方
  • 黒きくらげは食感がよく、味の主張がない!
  • カレーや炒め物など、何にでも入れてしまう…という人が多いようです。
  • 白きくらげは、とろとろに煮込むのがコツ。より保湿効果が高まります。
ぷるぷる白きくらげ煮

  • 水で戻して煮込み始めます。お湯では戻さないように。
  • 圧力鍋に白きくらげと氷砂糖を入れ、火にかけ、とろとろになるまで煮込みます。
  • 効果が穏やかなので、少しずつ毎日食べるのがポイント。

白髪対策ならこれ!黒ごま

どちらかというと脇役イメージの黒ごまですが、薬膳ではかなり重要食材。薬膳では赤いものを食べれば血を補う、骨つき肉を食べれば骨を強くするというように「似たもので補う」考え方があります。同じように黒ごまは「髪の毛を黒くする」と考えられています。

エイジングポイント
  • 黒ごまと白ごま、どちらも体に潤いをもたらしますが、
  • 白ごまは美肌や便秘、黒ごまは白髪や目のかすみなどアンチエイジングに◎。
  • 黒ごまを続けて食べていると髪の艶がよくなるといわれています。
選び方など
  • 粒がそろっていて実がしまっているもの、よく乾燥したものが◎。
  • 湿気が入らないよう、缶やビンなどに入れて密閉を。
  • 古くなると酸化するので、使う分だけを直前に出して調理して食べるのがおすすめ。
食べ方
  • 外皮がついたままでは消化が悪いので「炒る・する・練る」
  • いり黒ごまは1日大さじ1〜2を毎日食べるのがおすすめです。
  • 私はごまふりかけを作って朝に食べています。

ごまレシピはこちら

https://www.natugoyomi.com/post-3755/

証明された健脳効果!くるみ

9000年以上前から食べられてたくるみは、世界最古のナッツといわれます。中国では古くから「脳の形に似てるから健脳によい」とされていたそうです。「そんなわけある!?」と思ってしまうところですが、本当に脳神経の働きをたすけるナイアシン、記憶力アップのレシチンが含まれることで健脳効果が証明されたという。すごいですね。

エイジングポイント
  • 薬膳では「大木に実るから生命エネルギーが宿る」と考えられるナッツ。
  • くるみも、生命力そのものを強化する食材です。
  • 老化予防のために積極的に食べたいですね。
選び方など
  • ノンフライで塩や砂糖がついていないものがおすすめ。
  • おつまみ用の塩味つきのくるみは塩分もお酒もすすんでしまいます。
  • 砂糖つきのものもおいしいですが、やっぱりプレーンが◎。
食べ方
  • 毎日のおやつは、お菓子ではなくナッツを!
  • くるみの他に、アーモンド、カシューナッツなどのさまざまなナッツと合わせて手のひら一杯を目安に食べるとアンチエイジングに役立ちます。
  • 1日のくるみの目安は1日に3〜7粒。
  • 脂質が多く含まれているので、食べ過ぎに気をつけて。

血をキレイにする!黒豆

薬膳を知らなければ「お正月に食べるもの」!?薬膳では「アンチエイジングに良い食材は?」と聞かれて、まっ先に「黒豆」と答える先生もいるほど!体を温めも冷やしもしない平性で、誰でも食べやすい食材です。

エイジングポイント
  • 薬膳で「黒」は若さの元となる腎の色。
  • 黒豆には大豆とほぼ同じ栄養素が含まれているのですが、
  • 黒色の効果か、血をきれいにしたり、ホルモンバランスを整えて生理不順を順調にしたりと女性にうれしい効果を発揮します。
  • そのほか、利尿作用でむくみや解毒にも効果的です。
選び方など
  • 豆が体にいいことがわかっていても、調理に手間がかかるのがちょっと難点。
  • そこで最近売られている「蒸し豆」が便利。
  • パックを開けるだけですぐに食べられるので忙しい人におすすめです。
食べ方
  • お正月の黒豆は甘くして食べるイメージがありますが、薬膳では砂糖をなるべく使わない調理がおすすめ。
  • 砂糖を加えすぎると乳酸が増して疲労の元になるとも言われています。
  • ごはんに炊き込んだり、やわらかく煮て食べるといいですね。
  • 消化しにくいので食べ過ぎにご注意を。

水につけたり茹でたりといった手間がいらない、蒸し豆。黒豆もあるんです。そのままで食べられるので、サラダやスープにすぐ使えます。

滋養強壮効果が高い!山芋

昔から「山芋を食べると精がつく」といわれるほど。山芋は体を構成する「気・血・水」のうち、生命エネルギーである「気」を補い、内臓機能を高めます(水を補う働きもあります)。生薬名は「山薬」といい、漢方薬にも使われ、老化予防、消化促進、便秘改善などの効果があります。

エイジングポイント
  • 女性ホルモンや男性ホルモンのもとになるDHEAが含まれているため、
  • ホルモンの働きをととのえて老化を防ぐ効果があります。
選び方など
  • 山芋の仲間には自然薯、つくねいも、いちょういも、長芋などがありますが、
    最も効果が高いのは「自然薯(じねんじょ)」
  • 比較的お手頃で手に入りやすい長芋や大和芋もOK。
  • 毎日少しずつ取り入れるのがおすすめです。
食べ方
  • 芋類の中で唯一、生で食べられるのが山芋。
  • ふつうでんぷんは加熱しないと吸収しにくいのですが、
  • 山芋は自然の消化酵素がでんぷんを分解するため、生でも食べられます。
  • 刻んで食べるとシャキシャキ、すりおろしてごはんにかけてもおいしいですね。
  • お腹が弱い人はもたれることがあるので、加熱調理していただくのがおすすめです。

まとめ

みなさんが取り入れている食材はあったでしょうか?薬膳女子の定番(?)アンチエイジング食材をまとめてみました!
そのほか、香りのよいもの、ゆり根、蓮の実、いんげん豆などアンチエイジングに役立つ食材はいろいろとあります。少しずつ取り入れて老化スピードをゆるやかにしたいですね。

何より、インスタントや加工品などを減らして「旬の食材を取り入れる」は一番大事なことなんじゃないか〜と感じています。

薬膳食材がほしくなったら

薬膳食材はふつうのスーパーで手に入りにくいのが難点。でも近頃は徐々に扱っているところが増えてきているように思います。また、ネット販売なら手軽に手に入ります。

  • アマゾンや楽天などのサイト
  • 漢方薬局
  • 専門店
  • 中華食材店

富澤商店など薬膳食材に強い専門店のほか、カルディではクコの実などが売られているのでぜひチェックしてみてくださいね。両方ともネットサイトがあるので近くに実店舗がない方にも便利です。


キョウ
薬膳アンチエイジング食材は美養食!
毎日少しずつ意識していきましょうね。


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