こんにちは!キョウです。今日はお知らせがあります。このたび、夫のWEBショップ「黒風窯こくふうがま」がオープンしました!
なんのこっちゃ?という方のために簡単に説明しますと、夫(黒川正樹)は京都で陶芸家をしています。陶芸家と一口に言っても、作風がさまざまなのはもちろん、得意分野があるんですよ。夫はカップやお皿といった「うつわ類」、そして土鍋や急須といった「道具類」の両方を制作しているちょっと珍しいタイプです。
今回WEBショップでご購入いただけるようになったのが「ごはん土鍋」です。薬膳を実践しているみなさんにもぜひ知っていただきたくて、簡単にごはん土鍋の紹介をしたいと思います。
Contents
ごはん土鍋とふつうの土鍋の違い
「ふつうの土鍋でもごはんは炊けるよね?」と思われる方も多いと思いますが、ごはん土鍋は「ごはんを炊くこと」に特化した土鍋です。寸胴の形をしているのがポイントで、深さがあるのでお米が水流の中でしっかり暴れて、火が均一に通り、よりおいしく炊けます。
土鍋はゆっくり熱が伝わる
最近では炊飯器を使わずに、圧力鍋などでごはんを炊く人も多いと思います。どこが違うの?というと、土鍋は鍋肌にゆっくり熱が伝わるので、食材の旨みや持ち味をジワジワじっくり引き出すことが得意です。
そして黒風窯のごはん土鍋の魅力は「鍋底の厚さ」。底を厚くすることで、よりゆっくりと加熱するのがポイント。難しい火加減を自分でしなくても、ごはん炊きの火加減のセオリーとされる「はじめチョロチョロ、中パッパ」を自然に行っていることになり、おいしく炊き上げることができます。
実は簡単!ごはん土鍋の使い方
土鍋は「火加減が難しそう」というイメージがありますが、実はとても簡単。土鍋を火にかけ、沸騰したら火を止めて蒸らす。これだけです。かかる時間も、浸水時間をのぞいて30分ほどで炊き上がるのでスピーディ。忙しい朝でも、別の家事をしながらできるので、体感はあっという間です。
保温はできませんが、ごはんが入った土鍋を丸ごと電子レンジに入れてチンすれば再度ふっくらと温めることができます。また、使い終わったら丸ごと洗え、細かいパーツを外すなどの手間がいらないのもメリットです。
ごはん土鍋でごはんを炊く方法
ところで、なぜ食養生ではお米がよいとされているんでしょうか?
食養生にお米がいい理由
毎日のごはんには、お米がおすすめとよくいわれます。薬膳でお米は体を冷やしも温めもしない平性。五臓に対しておだやかにはたらき、胃腸の気力を補う元気の源です。
日本人は平均的に胃腸が弱いといわれているので、小麦よりも消化しやすいお米が向いています。おかずとのバランスも取りやすいので、あたたかい炊き立てのごはんは食養生にぴったりなんです。(もちろんパンや麺にもいい点があります)
白ごはんには糖分が多いといわれる一方で、日本人はお米を食べても太りにくいアミラーゼ遺伝子が多く、これが日本人に長寿をもたらしたという説もあります。
私は結婚するまで朝パン派でしたが、すっかりごはん派に。ごはん土鍋で炊いた炊き立てごはんが毎朝の楽しみになっています。
ごはん食でエイジング対策
山芋やきくらげ、海藻など薬膳によく使われる食材と相性がよいのもごはんのいいところ。 薬膳でエイジング対策におすすめの食材のひとつが「ごま」です。ごまを毎日食べるのはけっこう大変ですが、ごはんと一緒に食べられる「ふりかけ」なら手軽に取り入れられますね。
私がよく作っているのが、美肌やアンチエイジングにおすすめの「補腎ふりかけ」。年々失われる「うるおい」、食べて補いましょう。黒ごまは白髪対策などに、白ごまは皮膚の乾燥に◎。
詳しいレシピは下の記事で!
https://www.natugoyomi.com/post-3755/
ごはん土鍋で炊き込みご飯
お肉や魚缶、山菜、豆など、体調に合わせて選んだ具材とお米を一緒に炊くだけで、薬膳ごはんの完成!例えば、黒豆と昆布を使った炊き込みご飯は、梅雨時期の体の水はけをよくしてくれます。ハトムギと小豆を炊いたごはんは、肌のかゆみや赤みに効果的。ストレスでイライラする時はごはんに大根と陳皮を混ぜて炊くといいですね。
ごはん土鍋でお赤飯
もち米を使って赤飯を炊いてみました!ごはん土鍋を使って簡単に炊けるんですよ♪薬膳でもち米は体をあたためて気力を補う食材。エネルギー不足や冷え性さんに特に適しています。小豆は解毒作用があり、むくみに効果的。合わせて胃腸が弱い人の水のめぐり力を高めます。
- 材料
- 小豆50g
- もち米2合
- 水(小豆をゆでる分)2カップ
- 水(炊飯分)280ml
- 塩小さじ1/2
- ※ごはん土鍋〈3合炊き〉を使用してください。
- 作り方
- ①あずきはサッと洗い、小鍋に入れ、水(分量外)を加えて中火にかける。煮立ったら火を弱めて3分ほどゆで、ザルに上げる。
- ②ゆでた小豆を再度鍋に入れ、新たに水(分量外)を加え、①と同様にゆでてザルに上げる。
- ③小豆を再度鍋に入れ、新たに水(2カップ)を加えて中火にかける。煮立ったら中弱火にして20分ほどゆでて火を止め、そのまま30分ほどおく。
- ④③をゆで汁と小豆を分ける。ゆで汁を量り、足りなければ水を足して280mlにする。
- ⑤もち米はさっと洗い、浸水せずにごはん土鍋に入れる。④のゆで汁、塩を加えて混ぜ、ゆでた小豆をのせ、強火にかける。
- ⑥沸騰したら火を止め、そのまま15分ほど蒸らす。
- ⑦フタを開けて全体を混ぜ、再度フタをして5分ほど蒸らす。
毎日おいしいごはんで食養生
ほぼ毎日、私たちが口にするごはん。薬膳的にも役立つので、おいしく炊きたいですよね。「ごはん土鍋を使ってみたい」という方、ぜひ黒風窯WEBショップをのぞいてみてくださいね。
黒風窯 こくふうがま
黒風窯(黒川正樹)の土鍋は、京都の工房で一つずつていねいに制作しています。信楽のごはん土鍋窯元で修行した経験と技術を受け継ぎつつ、機能性とデザインを両立したオリジナル土鍋を追求しています。
和やアジアをイメージした独自のデザインと、使いやすさ・機能性を融合したもの作り、「世の中にないもの」を日々追求しています。他にはない土鍋を探している方に、お手に取っていただければ幸いです。
1合炊き、3合炊きもあります。
- 黒風窯 こくふうがま
- 公式インスタグラム:https://www.instagram.com/masaki_kurokawa_/
- 公式サイト:https://www.kurokawamasaki.com/
- オンラインショップ: https://kokufugama.stores.jp/