すっかり秋らしい気候になってきましたね〜!先週末は、京都府の薬膳の授業で「五行学説」と「蔵象学説」を一気に勉強しました。通信教育で勉強したから大体分かりますが、やっぱり難しい〜!
中医学の理論って
しっかり身についているのかいないのか、自分でも謎…。
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オクラただいま豊作中!
さてさて、我が家では、狭い庭で細々と野菜を育てています。「家で野菜を育ててる」と人に言うと「すごい!なんて素敵な奥さん!」「できる妻!」とか言われるんですが、
どっかの女医さんのようなセリフですが私はもっぱら収穫係&食べる専門職なのです。
夏はトマト、きゅうりなどが大豊作だった我が家の庭、いま9月はオクラが大豊作!
オクラって夏のイメージありますよね?もちろん夏にも採れるのですが、うちの場合、9月の方が明らかに収穫量、増えてます。
でもオクラって漢字で秋葵と書くので秋の方が採れるってのは普通なのかも?ちなみに、英語でもokraそのままなんだそうですよ!
オクラの収穫
薬膳って、ハードルの高いものではなく、身近な食材で無理なく作れる毎日のごはん!旬のものは体にもいい!
ということで、収穫したオクラを今日も食べることにします。
まずはオクラの収穫、いってみましょう。
予想以上にとっても可愛いオクラの花。まるでハイビスカス。この花が咲いた4〜5日後に実が収穫できます。早っ!
毎日ちょうどいい大きさのものを収穫しているにも関わらず、「まだまだ小さいな〜」と油断していたり取り残しがあったりすると、すぐに巨大オクラに変身してしまいます。本当にすぐです。
オクラはロケット風に上向きにできるのがユニーク!
その根本をちょきんと切り取ります。
面倒臭いので私は手袋をしないのですが、オクラの茎や実の細かい産毛が手や腕につくと、かゆくてかゆくて…!しかも切り取ったオクラは、なんともいえない変な匂いがするのです。
(ここだけの話、尿臭いというか…。)
買ってきたオクラはかゆくも臭くもないので、これ不思議。
さて、収穫したオクラを調理します。私の最近のお気に入りの調理法は、超カンタン。
丸ごと焼くだけ!
これが本当においしいのです。
まあ騙されたと思って、オクラ食べておくら。(突然のダジャレ)
まずフライパンにオリーブオイルを中火で熱します。
(我が家は中華鍋を使用)
そこに、洗ったオクラを丸ごと投入!
じっくり焦げ目がつくまで焼きます。
ここであまり触らないのがポイント。裏面に焦げ目がついたらひっくり返して、さらにじっくり焼きます。
全体がこんがりしたら、火から下ろします。
ちょっと焼きすぎて、タネが飛び出てしまいました。でも気にしない。
お皿に盛り付けて、ここで味付け!「カレー粉+粉チーズ+黒こしょう」をパパッとふりかけて、完成!
カンタンすぎる…!
見た目に躊躇した娘にオクラ食べておくら?とすすめてみると…
とにっこり。
ダジャレは完全無視ですけどね、ええ…。
↑ちなみに、お皿は陶芸家のダンナ作です。またイヤラシイ宣伝…
焼いただけのオクラ、かぶりつくといい感じにやわらかくって香ばしい!中はとろみがあって独特の食感に。
カレー粉と粉チーズの塩気がオクラの風味にマッチします。カレー粉とオクラって、本当に相性がいいんです!
日本の野菜?と思いがちですが、実はアフリカ原産のオクラ。はんなりした和風の料理からスパイスや濃い味まで、ドーンと受け止める懐の広さ。欧米ではガンボなどが有名ですよね。夏はオクラカレーもよく見かけます。
オクラの薬膳的な効能は?
オクラは薬膳的にみると、消化を促進する作用のある「消食類」。
- ●胃腸機能の働きを強めて消化を促進。
- ●腸を潤して便通をよくする。
- ●疲労回復にもよい。
↑こんな効能があります。
ちなみに、大根や蕪も「消食類」になります。
【オクラ(秋葵)】
- ■五性:涼
- ■五味:辛、苦
- ■帰経:脾、肝、肺
- ■働き:健脾消食、潤腸通便
ただし、胃腸が弱く下痢傾向にある人は控えた方がいいとのこと。
最初勉強したときに、この意味がわからなかったんですよね。そこでいろいろ調べたり本草薬膳学院の先生に聞いてみたところようやく分かってきたのが、症状によって向き不向きがあるということ。
実はオクラの効能にはこんなメリットと注意点が。
消化不十分な食べ物が停滞しているような便秘や食べ過ぎのもたれをスッキリ解消する。
ネバネバが消化の負担になることがある。また脾(胃腸)が不調の時には湿(余分な水分)を増やしてしまう。
お腹に良いといっても症状はさまざまなので体調を見極めて食べないと、ということですね。